明治40年(1907)頃の花屋敷。門が木製です。入口左手に活人形(いきにんぎょう)の文字が見えています。遠方には浅草十二階がそのシルエットを見せています。
花屋敷は明治18年(1885)3月20日に開園。同3月19日付の読売新聞には、"浅草公園地内の花屋敷植六は、元のままにて移転はせねど、庭が半分新公園の通路となり、大(多)きに園中の趣を損ぜしが、今度更に手を入れて、丘の上に茶亭を設け、盆栽陳列のみから、鶴孔雀等の珍禽(ちんきん)を養い、元より一層奇麗にして明日開園式を行う" とあります。
図版: 東京市史稿遊園篇第七より
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Date: 2007/9/02 10:30:04 | Post: mikio
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