八雲立出雲八重垣妻込而八重垣作曽八重垣尾


八雲立出雲八重垣妻込而八重垣作曽八重垣尾 / 河鍋暁斎


"八雲立 出雲八重垣妻込而 八重垣作 曽八重垣尾" 河鍋暁斎 / 1860s

イザナギ(伊弉諾・伊邪那岐)の息子でアマテラス(天照大神)の弟、スサノヲ(素戔鳴尊)が、ヤマタノオロチ(八伎大蛇)を倒した後、クシナダヒメ(櫛名田比売・奇稲田姫・稲田媛)をめとる際に詠んだといわれる最古の和歌「八雲立つ 出雲八重垣妻ごみに 八重垣つくる その八重垣を」の情景を描いています。クシナダは厠で用を足しています。

最後の浮世絵師とも呼ばれる河鍋暁斎は、歌川国芳門下で狩野派の流れを汲む絵師で、幕末から明治にかけて活躍しました。当時より海外からの評価が高く、ジョサイア・コンドルが入門したことでも知られています。


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Date: 2006/12/15 10:10:01 | Post: mikio


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