東京名所 浅草公園


浅草公園第六区 日本パノラマ館を望む


活動写真時代を迎える前の浅草公園第六区。公園四区の大池の東側から、六区南西方向を望んでいます。

画面左にひときわ大きく見える円筒型の建物が日本パノラマ館です。右手に並んだ2軒の芝居小屋は、左側に青木一座の玉乗りを見せた「第一共盛館」、右側が安本亀八による曽我夜討の生人形(いきにんぎょう)や、娘芝居(こどもしばい)などを見せた「第二共盛館」です。玉乗りは公園六区を代表する見世物のひとつで、青木一座は玉乗り元祖を謳って人気を集めました。第一共盛館は、明治41年(1908)7月に活動写真の「大勝館」へと変わります。中央の白い建物は「開進館勧工場」、ここもまた、明治40年(1907)に活動写真の「三友館」に変わります。パノラマ館の左下に見える芝居小屋は、都をどり(みやこおどり)一座や山本福松の生人形を見せた「日本館」です。


所在地参照マップ

浅草公園之図 (明治40年当時)


このショーケースの参照元コンテンツ




Date: 2007/9/23 10:00:04 | Post: mikio


コメントを投稿 - Post A Comment