明治23年(1890)5月7日に開館した上野パノラマ館は、上野公園内の護国院前に、東京府から約200坪の敷地を借り受けて営業を開始しました。円筒形の建物は、直径22メートル、高さは11メートルほどで、外部は煉瓦造、内部は木造であったようです。掲げられたパノラマは、戊辰戦争における白河の戦いを描いた「奥州白川大戦争図」で、矢田一嘯(やだいっしょう)の筆によるものです。また開館から6年後の明治29年(1896)8月12日には、上野駅にほど近い、擂鉢山(古墳)の南東に場所を移して再開場しています。閉館は明治41年(1908)です。
明治23年(1890)5月7日 読売新聞より
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Date: 2007/9/23 10:00:01 | Post: mikio
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